役割を終えた木箱を活用して市場のPRグッズを企画
神戸市中央卸売市場との連携でインダストリアルデザイン学科の学生が市場のPRグッズを企画しました。
市場では日々様々な生鮮食料品が流通しています。流通には段ボール箱、発泡スチロール箱、木箱 などが使われます。今回は役割を終えた魚の木箱を活用したグッズを制作しイベントに出展しました。
新巻鮭の木箱
新巻鮭(あらまきざけ)は鮭を塩漬けにしたもので、長期保存に優れ、江戸時代より重宝されてきた北国の食文化。
塩蔵品である新巻鮭にとって適切な水分調整ができることから、輸送には木箱が今も活躍していて、プリントされた独特なフォントや風合いが魅力的です。
リメイクしてつくる小物入れ
木箱の板材を無駄なく活用し、最小限の工程で組みなおして、その風合いを活かした小物入れを制作。
モンキーフィストと丸くくりぬいて作ったチャームのキーホルダー
その見た目からモンキーフィスト(猿のこぶし)と呼ばれるひもを編んでつくるモチーフ。元々は船が接岸する際、船上から陸上へ正確にロープを投げ渡せるように、ロープの先端に付けるおもりとして用いられていました。
船や海のある神戸の風景にぴったりなモチーフと、木箱の印刷面を活かして丸くくりぬいたパーツにレーザー彫刻を施したチャームとあわせてキーホルダーに仕上げました。
企画したグッズでものづくり体験
2024兵庫運河祭の神戸市中央卸売市場ブースにワークショップ出展
10月14日(月曜・祝)新川運河キャナルプロムナード、イオンモール神戸南(兵庫区中之島2)にて開催された2024兵庫運河祭の神戸市中央卸売市場ブースにキーホルダー制作のワークショップを出展しました。
企画に参加した学生が、初めてでも上手く編み上げることができるような編み方の工程や説明方法を考え出し、制作体験を提供しました。
子どもから大人まで多くの方にものづくりの楽しさや、素材を活かしたリメイクやアップサイクルを体感していただきました。
サステナビリティとデザイン
インダストリアルデザイン学科では、これからのものづくりに携わるための学びとして、SDGs、3R 、アップサイクルなど、サステナビリティに関わるテーマで製品企画やワークショップの企画に取り組んでいます。
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