役割を終えた木箱を活用して市場のPRグッズを企画
神戸市中央卸売市場との連携でインダストリアルデザイン学科の学生が市場のPRグッズを企画しました。市場では日々様々な生鮮食料品が流通しています。流通には段ボール箱、発泡スチロール箱、木箱 などが使われます。
前回の2024兵庫運河祭に続き、今回は役割を終えたマグロの木箱や新巻鮭の木箱を活用したグッズを制作しイベントに出展しました。
神戸市中央卸売市場との連携 木箱を活用したグッズ制作 【兵庫運河祭編】はコチラ
マグロの木箱
魚を運ぶ箱は発泡スチロール箱や段ボール箱が多い中、大型魚など箱に耐久性が必要なものには木箱が使われています。マグロの木箱は重くて大きなものを最良の鮮度で運べるように、しっかりとした国産の木材を使って作られています。
今回も新たに、市場でその役割を終えた木箱を素材として活かしてつくったグッズを制作しました。
アップサイクルしてつくる生活雑貨
数字やモチーフをデザインしたスタンプを制作、定型にカットした木箱の素材と組み合わせて
時計やカレンダー、コースターや鍋敷きなどをつくることができます。組合せ次第でアイデアが広がる企画です。
木箱をくりぬいたチャームにスタンプで描いてつくるキーホルダー
役割を終えたマグロの木箱や新巻鮭の木箱を、丸くくりぬいてチャームにしスタンプで描いて仕上げるキーホルダー。短時間で気軽にものづくり体験ができるワークショップメニューとして提案しました。
普段は入れない「神戸市中央卸売市場」で ものづくりワークショップ出展
「神戸市中央卸売市場」は、卸・仲卸会社及び売買参加者が取り引きを行う場所となっていて、普段は一般の方の入場ができません。そんな神戸市中央市場本場(神戸市兵庫区中之島)で、買物や、まぐろ解体・即売、模擬せり、各種イベントが楽しめる、交流・魚食普及をテーマにした催し「魚河岸デー」が、11月16日(土)に開催されました。
今回のイベントで、インダストリアルデザイン学科は場内の水産仲卸店舗のスペースをお借りして、作品の展示やワークショップを出展しました。
企画に参加した学生は「木箱をくりぬいたチャームにスタンプで描いてつくるキーホルダー」のスタンプをデザインし、ワークショップを通して直接使い手とコミュニケーションを取ることが出来る良い機会になりました。子どもから大人まで多くの方にものづくりの楽しさや、市場にしかない素材を活かしたアップサイクルを体感していただきました。
サステナビリティとデザイン
インダストリアルデザイン学科では、これからのものづくりに携わるための学びとして、SDGs、3R 、アップサイクルなど、サステナビリティに関わるテーマで製品企画やワークショップの企画に取り組んでいます。
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