2025年1月25日(土) 神戸の旧居留地で、世界的にみても特別な位置付けとなる立体音響のイベント「music2.0 3D MUSIC EXHIBITION」が開催されました。
本校サウンドクリエイト学科教員中塚先生が音響エンジニアとしてこの企画運営に携わりました。
このエキシビジョンは、特殊音響効果(3D SOUND、SOUND DESIGN)を得意とし、商業施設や催事会場の音響設備およびそれらの運営、プロデュースを主軸に活動されている立体音響のグローバルトップランナー瀨戸勝之氏をプロデューサーに迎え、本校校長も参画するエンターテインメント×テクノロジーの国際的なムーブメント「music2.0」のキックオフイベントとして開催されました。
異次元のサウンドシステムが実現
当日は神戸市役所直ぐの100BAN HALLに、サラウンドやイマーシブといった既存の立体音響規格を超え、超音波も導入された文字通り異次元なサウンドシステムがこの日のためだけに特別設営されました。
ゲストには、神戸の姉妹都市バルセロナで30年以上も続くエクスペリメンタル・ミュージックのフェスティバルSónar (ソナー https://sonar.es/en )のディレクター Andrea氏も駆けつけ、神戸とバルセロナ、音楽を筆頭としたエンターテインメントとテクノロジーがかけ合わさった未来についてのプレゼンテーションとディスカッションがなされ、
場が温まった上での3Dミュージックエキシビジョン特別サウンドプログラムライブが実施されました。
今回特別な技術や情報がふんだんに投入され、ライブの中身も非公開となっているため、詳細の紹介がここに記載できませんが、この日を皮切りに、バルセロナと神戸が提携し、music2.0のタイトルが示すような音楽やエンターテインメントコンテンツがここ神戸に集まり、発信される動きが始まっていくとのことなので、神戸電子生や広く好奇心の高い皆さんにこれを共有できる日も近いと思います。
豪華なゲスト・各部門トップ同士の交流
当日は、海外に加え全国から選ばれたアーティスト、クリエイター、エンジニア、プロジェクトの皆さんが参加されました。
国の省庁や新しく始まる日本版グラミー賞となるアワードの関係者、グローバルサービスプラットフォームの方々、神戸市の各部門トップの方々など文字通り産官学混ざっての交流が進んだ動きが起こった事に期待が伺えます。
Learn by Creation「創って学ぶ」の延長線上でもって「在校中の社会実装」事例が増えてきている本校ですが、学生達との共創先のステージを全力あげていく所存です。ご期待ください。
seto katsuyuki
立体音響スペシャリスト
2002 年にサラウンドに特化したプライベートスタジオを設立。
特殊音響効果(3D SOUND/SOUND DESIGN) を得意とし、商業施設や催事会場の音響設備や運営、プロデュースを主軸に活動する立体音響のグローバルトップランナー。
第35回ディスプレイ産業大賞 2016 ( 経済産業大臣賞 ) を受賞音響に関わる技術開発、インフラ構築とその発展に重点を置いており、超音波(可聴域外の音)効果を研究、独自の技術を用いた製品開発にも取り組む。
例えば商業施設内に 3DSOUND を構築することで利用客の滞在時間のコントロールや販売促進、現場スタッフや社員の心労軽減にも効果を発揮する。数々のグローバルスポンサーのアドバイザーをつとめる一方で、
多くのイベントの音響に携わる。
yusuke nakatsuka
サウンドクリエイターとして活動し、また2012年よりkatsuyuki seto氏と共に、
商業施設、展示会、PR会場、店舗などの幅広い音源制作や、現場でのサウンドミキシングに携わっている。また、神戸電子専門学校 サウンドクリエイト学科専任教員として本校に在籍。
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