※この記事は、神戸電子ブログで2017年03月08日に掲載されたものを転載・加筆しています。※
神戸電子が設立された1970年代に学生だった卒業生。その卒業生が、当時と今の様子を振り返りました。
1970年代。私は当時、神戸電子の学生でした
神戸電子専門学校は、来年で創立60周年(※記事が書かれた、2017年時点)を迎えます。
学校の沿革はこちら。
そして、この記事を書いている私は、この神戸電子専門学校の46年前の卒業生です。 卒業後に教員となりました。
私は、かつての在校生でもあり、教員でもあり、現在は職員として長く神戸電子を見てきたのです。
そこで、今回は私の学生時代〜教員になりたての40年ほど前(1970年代)を振り返って、神戸電子を紹介したく思います。さて、昔の学生たちはどのような勉強をしていたのでしょう?
不自由ながらも夢があった
教壇に立っているのは、現:理事長の福岡富雄
昭和50年代初めの頃、私が教員として教えていた頃を思い出してみると、1年程度でプログラミング言語やシステム設計等を勉強していました。
当時のプログラミング言語というと、COBOL (事務処理用言語)とFORTRAN (科学技術計算用言語)がメインです。 この2つを勉強し、プログラマーとして仕事に就いていました。
しかし、まだ汎用コンピュータの時代で、当然ながら今のように身近にはありません。つまり、当時はコンピューター技術者・プログラマーは、最先端の仕事として認識 されていました。
ですから、その意味でも学生たちはコンピューターが扱える情報処理技術者に憧れ、それが大きな動機となって勉強に励んでいいました。
コンピューターと活用技術について勉強するIT分野
さて、現在の流行りのキーワードは、IoT ですね。
IoT(モノのインターネット)とは
モノのインターネット(英語: Internet of Things, IoT)とは、様々な「モノ(物)」がインターネットに接続され(単に繋がるだけではなく、モノがインターネットのように繋がる)、情報交換することにより相互に制御する仕組みである。それによる社会の実現も指す。「物のインターネット」と表記された例もある。
wikipediaより
インターネット接続が可能なコンピューターが小型化され、身近な機器や物に組み込まれるようになりました。
今の在校生世代はコンピューターが子供のころから身の回りにあり、当たり前のように利用していると思います。しかし、内容や機能についてはまだまだ知らないことが多いと思います。
そういったコンピュータや活用技術について、勉強をしているのがIT分野の学生たちですね。 しかし、今の学生たちが勉強している範囲と量は、昔に比べてずっと大きくなり、大変なようです。
与えられた環境を最大限に活かそう
勉強する環境も昔に比べると大きな差があり、現在は1人1台ノートパソコンを持ち、いつでも身近に扱えることは非常にうらやましく思います。
ただ、将来の夢に向かう気持ちは昔も今も変わらないはずです。 与えられた環境を最大限に活かして、がんばってもらいたいと思います。